緩和ケアについて

2024年09月01日 12:19

緩和ケアについてYouTubeに動画をアップしましたhttps://m.youtube.com/watch?v=8RWTsyf8NzQ&feature=youtu.be

当院は診療所でも往診でも、病気や高齢になった犬猫が残された時間を、少しでも気分良くご家族と一緒に過ごせるようサポートする姿勢です。

それには、病気が発覚してからあまり時間が経っていない段階から出来る限りのケアや治療(点滴療法、漢方、オゾン療法、水素療法など)を定期的にし、飼い主様と私でその子に向き合い、今後についてたくさん話し合っていくのがとても大切になります。かかり付けの先生がいてもいなくてもそれは同じ事です。

例えば、これまでずっとかかりつけの先生に診てもらっていて、昨日まで毎日点滴をしていたけど今日はかかり付けの病院が休みなので今日だけ往診して欲しいとご連絡を頂く事があります。当院は往診できるのが最大のメリットではありますが、当日のご予約と往診ルートが決まっているのですぐに伺う事はできません。また、かかりつけの病院でほぼ最期の時まで診ていただいている場合は、今までの状態を知り尽くしている先生に引き続き診て頂く事が大切です。きっと休診日を含め、きちんとお話をしておけば、その場で往診依頼しなくちゃ!と慌てる事はないでしょう。

高齢の子、慢性疾患や悪性腫瘍の子を当院で診察する場合には、毎回とことんお話し合いをしています。お家での様子も飼い主様がすべて教えてくださいますから、急変する時期やどうなっていくかもある程度の予想が立てられます。当院をかかり付けにして頂く場合には、私も診察時間外でもできるだけ診るようにしています。

ご家族で過ごす時間を本当に大切にしていただきたい。必ず訪れる最期は、どうかご家族の腕の中にしてあげられますように。

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